事業再構築についてお伝えしていますが、Netflixをご存知でしょうか?

先頃会員数が2億人を超えたアメリカの動画配信大手です。もとは、店舗でのDVDレンタルが最盛期に郵送レンタルサービスを始めた会社です。
好立地で店舗展開している大手既存企業にとっては、隙間事業にしか見ていなかったですが、Netflixが創業してわずか10年後、当時6000店を誇っていたその大手企業は、破産申請をしています。

同じように”起きる環境の変化”に晒されたこの2社の違いはどこにあるのでしょうか?

<続>
大手レンタルDVD店は、好立地で店舗を展開するという自社のビジネスモデルにこだわりながら、オンラインや郵送にも対応すればいいというスタンスで、環境の変化に対応しょうとしました。
一方、Netflixは、DVDレンタルそのものを事業と考えていた訳ではなく、社名からもわかるように、郵送ではなく、Netで映像を届ける事業を始めから考えていました。

後から眺めるとよくわかりますが、事業環境の今と未来を捉えて、事業の軸足をどこに移動させるのか、実際にはすごく難しい問題だと思います。

しかし、”事業再構築”とは、正にこの難しいテーマを考え、やり遂げることだと言えます。

事業再構築補助金は、審査が甘く申請すれば通ると勧めてくるコンサル会社もあります。
お金だけでいうならそうなのかもしれませんが、せっかく国がお金を用意してくれるなら、この補助金をテコに、”自社の未来”を創りませんか。