新型コロナウイルスの甚大な影響から自社を守る Ⅱ

こんにちは、税理士法人イデアの田中です。

前回お伝えしましたように、「資金の確保」に向けて手を打たれましたか?

08年のリーマンショックの時は、危機の震源地がアメリカの金融業にあったため

国内で大きな被害を受けたのは、海外に進出している大手企業が中心でした。

しかし今回は、全国、全世界の人に影響を与え、

全国の零細企業から大企業まで広く影響を受けています。

ある機関の試算によると、中小企業の売上が3分の2になると、利益は23.3兆円減少すると言われています。大袈裟ではなく、本当にそうなることも想定する必要があります。

リーマンショックをはじめ過去の経済危機においては、

「お金を借りるだけ借りて、我慢できた会社」が生き残ったと言われています。

例え将来性があっても手元の資金が無くなれば企業は消滅しますし、

例え債務超過であっても手元にお金があれば、逆転のチャンスを狙うことができます。

まずは、資金確保が最優先!です。

 「キャッシュインを増やす」  → 保証協会、政策公庫から借りる

 「キャッシュアウトを減らす」 → 無駄な経費の削減

                  返済のリスケジュール、社会保険料・税金の納付猶予

 この2つを同時に実践して、この危機を乗り越えて行きましょう!

2020.03.24