補助金制度

再構築補助金に注目が集まっていますが、その要件は満たしていないけど、何かチャレンジしたいという事業者の方は、次の制度の活用も考えてみてください。

①小規模事業者持続化補助金(小規模の要件に注意)
 感染対策と事業継続を両立させる新たなビジネスやサービス、生産方法に関する取組を支援 → 基本補助率 3/4 100万円まで
締切 第1回 5月12日

②ポストコロナ持続的発展計画支援事業
 ポストコロナを見据えた事業計画の策定、資金繰計画など、私たち認定支援機関と共に経営計画を策定するものです。
→ 補助率 2/3 20万円まで(現状締切なし)

③IT導入補助金
特に「低感染リスク型」がお勧めです。
クラウドソフト、RPAの導入など
→ 補助率 2/3 補助額30万円〜300万円 第1回締切 5月14日

昨年の場合、①③は、年間数回の募集がありましたが、後になるほど採択率は悪くなっています。

ちなみに開業以来のお客様というより、大卒で就職して以来38年間ずっと、お付き合いさせていただいている食品会社の経営方針発表会に参加させていただきました。
今を第4変革期と捉え、経営理念も新たに、これまでの当たり前を全て見直すとのことです。

戦後間もないころは、小魚を獲って佃煮の販売で成功を収め、佃煮から煮豆に進出する際には、佃煮の機械を全て捨て去り、煮豆からハンバーグに軸足を移すときには、もったいないと言われながら、煮豆の販売を全てやめて、新たな事業分野に集中して来たとの話がありました。
正に思い切った、事業再構築の歴史です。

失敗を恐れて、今を引きずって曖昧に進むか、思い切って未来にコミットするか、どちらを選ぶかは、私たち自身です。

ただ、いずれにしても、未来を捉える洞察力と度胸がいるのは確かですね。