収益(粗利)こそ、健全な経営には必須!
収益(粗利)> 固定費

あなたの会社に必要な粗利とは?

簡単に言えば、会社が抱えている固定費を上回る粗利が最低限必要な金額となります。
固定費とは、損益計算書上の費用だけだなく借入金の返済額、分割払いしているリース料などのキャッシュ・アウトするものも含めて考えます。
その上に、今後の成長に必要な投資額も考慮に入れそれらを上回る必要があります。

「競争が厳しいから粗利が低い」
訳でははない!

「当社は、競争が激しく単価が低いために粗利が低いから仕方がない」ということを経営者からお聞きすることがあります。本当にそうでしょうか?
例えば、あるドリンクを購入しようとしたとき、A 自販機は120 円、隣のB 自販機では同じ商品が100 円だったら、B 自販機で購入するでしょう。
このことは、自販機A とB には品質・サービスにおいて差がないから消費者の購入決定要因が価格になっているからです。
実際の市場環境はそんなに簡単に説明できる訳ではありませんが、原理は変わりません。
粗利が低いのは、競争が激しいからではなく激しい競争環境の中で戦っているからなのです。

ゴルフコースや旅館で販売しているドリンクの価格は?もっと言えば富士山の山頂で販売している価格は?いずれも競争環境にないから高額で取引されます。
自社の本来の価値他社にはない価値を見つけ、それを顧客に伝えることによって揺るぎない関係創りをすることで、競争環境から抜け出しましょう。

最小の活動で、
最大の粗利を稼ぐために必要なこと!

低成長時代に、レッドオーシャンで消耗戦を繰り広げるほど余裕はないと思います。
いち早く自社の経営資源を見直し、自社の事業ドメインを再定義し、自らブルーオーシャンを作り出すことに専念しましょう。
躍起になって動き回り何とかキャッシュフローを生み出したとしても、また来月同じようなことを繰り返さなければなりません。
むやみな活動は無駄な経費や時間のロスを生みます。まずは立ち止まって考えることが、明日の粗利を最大にする秘訣です。