社員約100名のY社は、勤怠を5台のタイムレコーダを使って紙カードで行っていました。担当者は、締めの後で1か月分のタイムカードの打刻漏れや残業・有給確認を行い、15日締めの25日支払いなので、営業日数2~3日で給与計算を終わらせる必要がありました。
処理の流れは、タイムカードから集計した勤務実績をエクセルに転記して、そのシートからあらかじめ社会保険料等の計算式が入っているシートを経由して、給与明細が出力されます。また、給与システムが入っているので、そちらにも勤務実績を登録して給与明細を出して、エクセルからの数字とチェックしています。
この二重の登録とチェックに時間も掛かり、担当者は時間との戦いの中で作業を行っていました。
エクセルと給与システムが共存することで、社員の登録、社会保険料の計算、有給残の管理などの業務が重複することにもなり、早急な業務効率化が求められました。