ＤＸを成功に導くチェックリスト
ＤＸを成功に導くチェックリスト
経営戦略におけるDXの位置づけ
- DX が、自社の経営戦略を実現するためのものとして位置づけられているか。
- どのような新たな価値（新ビジネス創出、即時性、コスト削減など）を生み出すか、 その ために、どのビジネスモデルをどのように変革すべきかについての経営戦略が明確に なっているか。
- どのようなデータを収集・活用し、どのようなデジタル技術を使って、何の仕組みを 実 現するのか。すなわち、DX の目指すべきものが明確になっているか。また、それが、経営 層、事業部門、情報システム部門等の関係者に共有されているか。
経営トップのコミットメントとマインドセット
- ビジネスモデルの変革やそれに伴うシステム変更においては、ビジネスや仕事の仕方 そ のものの変革を伴い、経営トップ自らがその変革に強いコミットメントを持って取り組ん でいるか。
- 社内に抵抗勢力がいる場合は、トップがリーダーシップを発揮し、現場の説得を粘り強 くすることができているか。
ユーザ企業自らの選択・判断能力
- ユーザ企業は、複数のベンダー企業の提案を受けて、自身のビジネスに適した提案を自 ら選択・判断できているか。
- ユーザ企業とベンダー企業が責任分担を明確にしつつ、ユーザ企業は、企業として何を やりたいかを示しているか。
DXが失敗に終わるケース
- 経営者が明確なビジョンがないのに、部下やシステム部門に丸投げして考えさせる。
現場からＩＴ化が必要と言われて、ビジネスの観点で困っていることが何か、あるべき姿が何かを考えずに刷新に踏み切ってしまう。
失敗を恐れて何もしない。
これまで付き合いのあるベンダー企業からの提案を鵜呑みにしてしまう。
要件定義をベンダー企業に丸投げしてしまう。